十二月二日、西条市(旧東予市)六軒にある知的障害者児更生施設「東予学園」の餅つきに参加しました。
最初に土産として野菜、柿、花、卵等を園生の代表に手渡し、歓迎の言葉を受けたら、早速栄養士さんが蒸した餅米を杵と臼のあるところまで持ってきてスタートです。
協議会からの参加が私一人だから忙しいかな?と思っていましたが、その私の予想はあっさりと裏切られ、なんと餅つきが始まるや否や、園生達が我先にと杵を取り合いしているではないですか。職員が順番を決めて餅をつかせるのですが、なかなかやめようとしないので、後ろから体を抑えて強制終了させるような場面が何度もありました。
園生の元気さに私も圧倒され続け、全部で十五臼くらいついた内、私や農政普及課の大西さんがついたのは一臼だけでした。なかには女の子なのに力強く豪快な音を立てながらついていた子もいました。
ハンディを背負った子供達の一つのことに必死に取り組む姿またその眼差しには毎年のことではありますが、心が洗われ、今の恵まれた環境に甘えている自分が情けなく思います。
私たち協議会のメンバーは全員元気に日々仕事ができます。この当たり前のことがいかに幸せで大事なことか、もう一度考えてみる必要があると痛感した田舎の山間部での一日でした
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